日司連年次制研修会に参加しました

令和6年度日司連年次制研修会にオンラインで参加しました。この研修は、司法書士が5年に1度受講することが義務付けられている重要なもので、今回は「本人確認」についての内容でした。

研修はまず趣旨説明から始まり、その後2時間のグループディスカッション、さらに1時間の総括講義という流れでした。グループディスカッションはZoomを使用し、ブレイクアウトルームに分かれて行われましたが、参加者のバックグラウンドが非常に多様でありました。30年以上のキャリアを持つ方もいれば、今回が初めての年次制研修という方もおり、また司法書士業務に加えて弁護士や土地家屋調査士、行政書士として兼業されている方もいらっしゃいました。

このようにさまざまな立場や経験を持つ司法書士と意見交換ができる機会は貴重で、それぞれの現場での取り組みや本人確認における課題について深く学ぶことができました。グループディスカッションでは、現場での具体的なトラブルや対応方法についての話もあり、みなさん、悩みながら工夫しながら業務を行っており、自分の業務に直結する学びが多く得られたと感じています。
顧客に煙たがられることがあったとしても本人確認はきっちりと行い、危ない案件に対しては司法書士が一枚岩になって、きっぱりと断ることが大切であると感じました。

総括講義では、近年の本人確認に関する制度や取り組みについての解説があり、業務における本人確認の重要性を再認識する良い機会となりました。

今回の研修を通じて、改めて本人確認業務の大切さや他の士業との連携の可能性について考えることができました。日々の業務に今回の学びをどう生かしていくか、これからも意識して取り組んでいきたいと思います。